編集部まとめ
パーソナライズ機能「D-TAS」の測定にはどれくらいの時間がかかるのか?
パーソナライズ適用後の音質は他のフラグシップ機と比べてどう違うのか?
製品レビュー
自分の耳に音を最適化するパーソナライズ特化型高音質イヤホン
編集部まとめ
パーソナライズ機能「D-TAS」の測定にはどれくらいの時間がかかるのか?
パーソナライズ適用後の音質は他のフラグシップ機と比べてどう違うのか?
結論
3本のレビュー動画を徹底的に分析した結果、下のような結論になりました。
要点
レビュー動画で語られた使用感から、スペックだけでは分からない評価を整理します。
深掘り
各評価軸について、レビュー動画の採点・コメントを比較した特化ページです
動画レビュー
イヤホンを買ってから音楽を聴くまでに「40分」待てる?音への執念が生んだ究極のパーソナライズ体験とは
設定に40分かかる「一品料理」か、プロが調整した「ビュッフェ」か。対極のハイエンドイヤホンを台本なしで徹底比較!
イヤホン・ヘッドホン専門店 eイヤホンは、最近発売されたファイナルの「隣手」とビクターの人気機種「ウッドマスター」を、台本なしのガチンコで徹底比較した。両機種の装着感や音質の細かな違いだけでなく、店舗では試しにくいパーソナライズ機能のリアルな感想や、掃除機を実際に鳴らしてのマイク性能検証など、実用性を重んじた現場ならではのレビューを行っている。
本チャンネルではまず、ファイナル機に搭載された新パーソナライズ技術「DTUS」の初期設定に対して「大体40分くらいかかる」「もうマジでどうやってお店で試聴するのかね」と容赦ない本音をこぼす。ハチマキのような器具をつけて写真を撮るという異例の工程にツッコミを入れつつも、実際に40分かけたあとの音質には「声の生々しさというステータスにおいては最強」「生き物感がある」と圧倒されている。
また、ビクター機については、プロエンジニア5名のプリセットやK2テクノロジーの価値を深掘りしている。バッテリーを消耗してでも使う価値があり、イヤホンの格が1段上がると絶賛。その豊富な音作りの選択肢を「ビュッフェ形式」、対するパーソナライズ特化のファイナル機をメニューが一種類しかない「すっごい一品料理」と、秀逸な言葉で表現している。
さらに動画後半では、実際に掃除機を使った通話マイク検証を実施。轟音が鳴り響く中で、片方の音声からは「掃除機の音が全然出ない」という驚異的なノイズ除去効果が記録されている。果たしてどちらのイヤホンがマイク越しでの騒音を完全にシャットアウトしたのか、その明らかな違いは動画で実際の音声を聞いて確かめるのが一番早い。
イヤホンを買ったはずなのに、なぜかヘアバンドとARシールで自分の頭をスキャンさせられる…?
カジェログ(かじかじ)|元イヤホン専門店スタッフは、ファイナルの新作フラグシップワイヤレスイヤホン「隣手」をレビューするにあたり、頭に付属のヘアバンドを被り、ARシールを貼り付けてインカメラで自分の頭部形状をスキャンするという奇妙な儀式を実演した。
これは「DTAS」と呼ばれる、自分専用のダミーヘッドを仮想空間に作り出し、音色を個人最適化する独自技術のための作業だ。カジェログ(かじかじ)|元イヤホン専門店スタッフは、「完了まで約40分かかります」「めちゃくちゃ時間泥棒です」と語りながらも、アプリの細かな指示に従ってこのマニアックな計測プロセスをこなしていく。
40分の計測を経たパーソナライズ後のサウンドは、密閉型ヘッドホンやハイエンドスピーカーで聴いているかのような圧倒的な空間表現に化けることが語られている。また、前作「ZE8000」のトンファー形状からずんぐりむっくりしたデザインに変わったことで、見た目に反して装着感が激変したという発見も興味深い。しかし、最高の音質(LDAC 990kbps)を引き出して音楽に没入しようとした矢先、日常使いにおいてかなりストレスになり得る「ある弱点」が露呈してしまう。
本チャンネルでは「変にカジュアル路線で行くよりこういう変態性を極めたイヤホンの方がね楽しいですね」と、この製品の尋常ではない尖り具合を称賛している。長時間をかけて作り上げた自分だけの音がどれほど凄いのか、そして直面した致命的な弱点とは何なのかは、動画の中で実際の使用感とともに確認してみてほしい。
共通評価
3人のレビュアーがそれぞれ独立して評価した中で、共通して挙がったポイントを抽出しました。
ワタナベカズマサはパーソナライズ後の音について「解像感めちゃくちゃ高い」ヘッドホンで聞いてるかのような壮大な空間の広がりと高く評価しています。カジェログも音場の広さや低音の「重厚感と立体感」を高く評価しています。
特徴的なデザインですが、カジェログはアジャストリングとイヤーピースによる安定感を、ワタナベカズマサは耳に馴染み圧迫感がない点を評価し、両者ともに装着感は非常に良いと述べています。
ワタナベカズマサとカジェログの双方が、専用アプリと付属のヘアバンドを用いたD-TASの測定とクラウド解析に約40分かかることを指摘しています。
💡 購入後すぐに使いたい人には向かず、時間に余裕がある時の設定が必要です。
カジェログは、LDACの990kbps(音質優先)接続時に音途切れが頻繁に発生することを指摘しています。
💡 ストレスなく聞くためには、ビットレートを自動などに落として使用する必要があります。
争点
レビュアーによって評価が分かれたポイント。あなたの使い方次第で答えが変わります。
評価する声
カジェログ(かじかじ)|元イヤホン専門店スタッフ
「音場はねありとあらゆるワイヤレスイヤホンで比較してもめちゃめちゃ広め」
気になる声
ワタナベカズマサ
「やっぱり面白みがないんですよね。」
パーソナライズ前のフラットな音質を「まとまりが良い」と捉えるか「面白みがない」と捉えるかで評価が分かれます。
比較候補
レビュアーたちが動画内で言及した代替品との違いをまとめました。
ビクターエンジニアによるプリセットやK2テクノロジーなど多彩な機能を備え、手軽にプロのサウンドを楽しめる総合力で勝る一方、パーソナライズによる声の生々しさはターゲット製品に譲ります。
ノイズキャンセリングや外音取り込みなどの機能性を含む総合的な評価において、ターゲット製品を上回ると評価されています。
📖 この製品のレビュー横断分析を読む →発見メモ
スペック表には載りにくい、動画内の具体的な発見を 5件 ピックアップしました。まず設定、注意環境、比較の観点で読み筋をつかんでから、横に送ってカード単位で確認できます。
K2、パーソナライズ、接続方式など、設定次第で印象が変わる発見を先に確認します。
イヤホンでありながら、ヘッドホンで聴いているかのような壮大な空間の広がりと音のゆとりを感じられる点
追加された「ボイス」のプリセットEQが、音楽鑑賞だけでなくVTuberの雑談配信やラジオなどを生々しい音で楽しむ用途として優れているという視点。
DTASを使わないデフォルト状態ではZE8000に近いフラットすぎる印象で張りが足りないが、パーソナライズすることで見事に補完されメリハリが出る点。
スマホ特有の「1段階の音量差が大きすぎる」問題を、専用アプリの「ボリュームステップ最適化」機能により解消でき、絶妙な音量ラインを調整できる点。
音楽鑑賞特化モデルでありながら、音場の広さと声のリアルさ、低域の深さからASMR音源の視聴に極めて適しており、同社のASMR特化イヤホンの最上位互換と言える。
スペック
| 基本仕様 | カナル型 |
|---|---|
| 接続タイプ | 完全ワイヤレス(左右分離型) |
| 本体操作スイッチ | タッチセンサー |
| 充電端子 | 充電ケース:USB Type-C/Qi(ワイヤレス充電器別売) |
| ワイヤレス機能 | Bluetooth |
| Bluetoothバージョン | Ver.6.0 |
| 連続再生時間 | 最大9時間 |
| 対応コーデック | SBC / AAC / LDAC |
| マルチペアリング対応 | ○ |
| マルチポイント対応 | ○ |
| ノイズキャンセリング | ○ |
| マイク | ○ |
| 外音取り込み | ○ |
| 音質調整 | ○ |
| 自動電源ON機能 | ○ |
| 自動電源OFF機能 | ○ |
| 防水・防塵性能 | IPX4 |
| リモコン | ○ |
| AIアシスタント呼び出し機能 | ○ |
| カラー | ブラック系 |
価格チェック
💰 動画公開時点の価格39,800円に対し、カジェログとワタナベカズマサは共に、パーソナライズ機能による圧倒的な高音質が価格以上の価値を提供していると高く評価しています。
ワタナベカズマサは、正月の東京旅行へ向かう飛行機の中で、finalの新しいフラッグシップ完全ワイヤレスイヤホンをVictor「Woodmaster」やTechnics「EAH-AZ100」といった最上位モデルと徹底比較した。機内の低音ノイズに対するANCの効き目を試すだけでなく、意図的に街中の騒音を流したり風を直接当てたりする環境を作って、通話マイクの限界までテストしている。
この動画の最大の見どころは、目玉機能である「D-TAS(デジタルツインオーディオシミュレーション)」のリアルな体験レポートだ。自分の耳や頭の形をスキャンしてアバターを作り、音の聞こえ方を物理的にシミュレーションするという技術だが、その測定プロセスについてワタナベカズマサは「ガチで、これ40分くらいかかるんですよ。マジで長いです」と思わず本音を漏らしている。付属の専用ヘアバンドとARマーカーを身につけてインカメラで撮影する姿は「あまりにもシュールすぎて」撮影を断念したという裏話も面白い。
気になる音質の変化について、パーソナライズ機能のオン・オフで全く別のイヤホンになるとワタナベカズマサは語っている。オフの状態ではおとなしい印象だった音が、オンにした瞬間どう化けるのか。そして、音質面では「今回一番好きかな」と大絶賛しつつも、ノイキャンなどの機能性を含めてライバル機と比較した際にワタナベカズマサが下した「総合評価」の行方は、ぜひ動画のバーチャル試聴とあわせて自身の耳で確かめてほしい。