レビューの要点
S1の良さは、ただ走らせることではなく、部屋やエリア、進入禁止を使って任せる範囲を分けられるところにある。実機レビューではレーザーによる地図作りと、アプリからの帰還・一時停止・エリア指定を確認できる。床掃除を完全に放置するための機能ではない。むしろ、子どもの遊び場や配線の近くなど、任せたくない場所を先に線引きし、残りだけを毎日の掃除へ渡すための道具だ。
実機テストでは、砂とコーヒーカスが残る場面があり、細かな砂は吸いにくいと話している。テスト全体を優秀と評価しているため、何も拾えないという意味ではない。ただ、玄関の砂や子どもの工作くずを一回でゼロにしたいなら、日常のほこり向けの評価と同じに扱うのは危険だ。
自宅で使っているS1を紹介し、日常の床掃除へどう組み込んでいるかを見せる動画だ。カーペット認識、段差、進入禁止エリアまで触れている。見どころは、段差を越えられるという話を単純な長所で終わらせず、登ってほしくない場所には地図上の禁止設定を使うという運用まで続けている点にある。
アプリでは、一時停止、充電台への帰還、部屋ごと・エリアごとの清掃を操作する流れが映る。ここが面白いのは、ロボットを賢く見せるための画面紹介ではなく、掃除を任せる範囲を人が決めるための道具として説明していることだ。玄関、配線の近く、物が集まりやすい場所をどう避けるかまで想像してから見ると、自宅へ置いた後の使い方が具体的になる。
吸引と水拭きの両方を一回の清掃で使い、普段の範囲では問題なかったとも話す。ただし、統一条件で汚れ落ちを比べる検証ではない。水拭きの性能順位を知りたい人より、毎日のフローリングをどこまで一台へ寄せられるかを考えたい人向けの動画だ。
フィルターが汚れやすいこと、ブラシやフィルターの使用状況をアプリで見られることにも触れる。買う前に見ておきたいのは、掃除機が走る場面だけではない。消耗品をいつ見るか、どの場所を進入禁止にするかまで自分で決められるかが、この動画の実用的な読みどころになる。